Frontier design Alphatrackのベタベタを除去する方法
2013年も残すところあと数日。
今年もいろんな御縁をいただき、皆様にはお世話になりました。
来年度はまたアフレコのレギュラーもいただきまして、初心忘れるべからず、謙虚に、失敗をせぬよう身を引き締めつつも、色々と励んでいければと思っております。来年度もよろしくどうぞC3PROJECTをよろしくお願い致します。
*****************************************************
さて、年末ということも有りお掃除をしないといけない時節柄、機材のメンテを行いました。
今回厄介なメンテナンス・・・というか掃除の一つに、frontierdesign社のAlphatrackが。。。
Alphatrack はProtoolsやNuendo、Cubase、LogicなどHUIプロトコルを扱えるDAWであればなんでも操作できるフィジカルフェーダー・コントローラで、フェーダーはもちろん、トランスポートや3つのロータリエンコーダーでプラグインのコントロールも可能。また手前にあるタッチセンスのリボンコントローラーでメモリーロケーションを探ったりジョグも可能。
対抗馬のPresonus Faderportと違ってUSBバスパワーのみで動作し外部電源無しでムービングフェーダーとして使え、とにかく便利な1台です。
▼掃除後復活したAlphatrack めっちゃキレイに。掃除前は撮影してませんでした・・・。
このAlphatrack、発売直後の初期生産ロットは青いパネル部分のラバーコーディングがその材質の経年劣化(おそらく加水分解)で、ドロっと汚ないネバネバネチョネチョになるというFuckin’仕様。
洗剤やアルコールで拭き取ろうとしても、拭き取る布の繊維がドロネチョに絡まって更に汚くなるだけという悲惨な状態になり、もはやお手上げになってしまいます。ガムテープ等で表面ペタペタしてネバネバを取ろうとしても、このネバネバは樹脂の変性した油状のものなので、ガムテなどには全く張り付きません。
初期ロット以降はこの問題についてクレームが有ったのかネバネチョにはならない材質に変更されている(と言うかコーティング自体をやめたのかも)。ついでにフェーダーのノブも上等なものに変わっている。(ノブだけですが。)
知り合いの音効さんも私同様、青い部分がネッチョネチョになって、困った挙句ベビーパウダーをネチョネチョにはたいてごまかして使っているらしい。
僕はAlphatrackを発売と同時に喜び勇んでGETしたわけですが、1年くらいでネバネチョ病が発症し、触ると手がベタベタネチョるのにブチ切れてAlphatrackは数年前にお蔵入りし、それっきりほぼ未使用でした。
月日は流れて2013年の年の瀬、ふと思い立ってこのネバネチョの除去をやってみようということで、Google先生に思い当たるキーワードで検索をかけてみました。
「プラスチック ネバネバ」
「経年劣化 ネバネバ」
「加水分解 ネバネバ」
「コーティング ネバネバ」
このへんを調べてみると、どうやらこの手のネバネバは塩素系の漂白剤、つまりご家庭用のキッチンハイターで化学的に除去できるらしい。 高級車のアルファロメオのパワーウィンドウスイッチやドアノブなどの内装パーツが、Alphatrackと同じ病気らしくその記事が役に立ちました。(同じアルファつながりなのか・・・・)
アルファロメオの内装パーツでは取り外してキッチンハイターに漬け込んでましたが、私はめんどくさいので分解したくないしそんなことはせず・・・・
ということで、ティッシュにキッチンハイターを含ませて貼り付ける「美肌パック」方式で行きました!
スイッチなどの隙間から液が浸入しない程度に、でもできるだけヒタヒタになるようにパックします。
▼こんな感じでキッチンハイターでパックします。
パックすること約5分ほど。
ティッシュをはがして濡れたまんまの表面を綿棒で拭いますと・・・・、おおお!!取れるッツ!取れるぞおおおッッツ!!!ドロドロのネバネチョが驚くほど簡単にあっさりと拭える!!!!綿棒3本で全部ぬぐい取れました~!
そして最終的にキレイにしたところ!!!!新品のようにサラッサラの青いボディが!!!
ネバネチョは完璧に全て除去出来ました!
▼ネッチョネチョでベタベタ茶色い油状粘着物が綺麗になくなった!!
が、しかし・・・。
パックがハミ出して液に触れてしまっていた黒い部分が若干侵されてマットブラック部分が少しテカってしまいました。(写真撮影したんですが肉眼でしかわからない程度なので上手く写りませんでした。言い換えればその程度なのですが。)
もしこの方法でやられる方はハミ出しには要注意です。
ともかくこれでまた使ってあげようかなという気になれそうです!!!
今年もいろんな御縁をいただき、皆様にはお世話になりました。
来年度はまたアフレコのレギュラーもいただきまして、初心忘れるべからず、謙虚に、失敗をせぬよう身を引き締めつつも、色々と励んでいければと思っております。来年度もよろしくどうぞC3PROJECTをよろしくお願い致します。
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さて、年末ということも有りお掃除をしないといけない時節柄、機材のメンテを行いました。
今回厄介なメンテナンス・・・というか掃除の一つに、frontierdesign社のAlphatrackが。。。
Alphatrack はProtoolsやNuendo、Cubase、LogicなどHUIプロトコルを扱えるDAWであればなんでも操作できるフィジカルフェーダー・コントローラで、フェーダーはもちろん、トランスポートや3つのロータリエンコーダーでプラグインのコントロールも可能。また手前にあるタッチセンスのリボンコントローラーでメモリーロケーションを探ったりジョグも可能。
対抗馬のPresonus Faderportと違ってUSBバスパワーのみで動作し外部電源無しでムービングフェーダーとして使え、とにかく便利な1台です。
▼掃除後復活したAlphatrack めっちゃキレイに。掃除前は撮影してませんでした・・・。

このAlphatrack、発売直後の初期生産ロットは青いパネル部分のラバーコーディングがその材質の経年劣化(おそらく加水分解)で、ドロっと汚ないネバネバネチョネチョになるというFuckin’仕様。
洗剤やアルコールで拭き取ろうとしても、拭き取る布の繊維がドロネチョに絡まって更に汚くなるだけという悲惨な状態になり、もはやお手上げになってしまいます。ガムテープ等で表面ペタペタしてネバネバを取ろうとしても、このネバネバは樹脂の変性した油状のものなので、ガムテなどには全く張り付きません。
初期ロット以降はこの問題についてクレームが有ったのかネバネチョにはならない材質に変更されている(と言うかコーティング自体をやめたのかも)。ついでにフェーダーのノブも上等なものに変わっている。(ノブだけですが。)
知り合いの音効さんも私同様、青い部分がネッチョネチョになって、困った挙句ベビーパウダーをネチョネチョにはたいてごまかして使っているらしい。
僕はAlphatrackを発売と同時に喜び勇んでGETしたわけですが、1年くらいでネバネチョ病が発症し、触ると手がベタベタネチョるのにブチ切れてAlphatrackは数年前にお蔵入りし、それっきりほぼ未使用でした。
月日は流れて2013年の年の瀬、ふと思い立ってこのネバネチョの除去をやってみようということで、Google先生に思い当たるキーワードで検索をかけてみました。
「プラスチック ネバネバ」
「経年劣化 ネバネバ」
「加水分解 ネバネバ」
「コーティング ネバネバ」
このへんを調べてみると、どうやらこの手のネバネバは塩素系の漂白剤、つまりご家庭用のキッチンハイターで化学的に除去できるらしい。 高級車のアルファロメオのパワーウィンドウスイッチやドアノブなどの内装パーツが、Alphatrackと同じ病気らしくその記事が役に立ちました。(同じアルファつながりなのか・・・・)
アルファロメオの内装パーツでは取り外してキッチンハイターに漬け込んでましたが、私はめんどくさいので分解したくないしそんなことはせず・・・・
ということで、ティッシュにキッチンハイターを含ませて貼り付ける「美肌パック」方式で行きました!
スイッチなどの隙間から液が浸入しない程度に、でもできるだけヒタヒタになるようにパックします。
▼こんな感じでキッチンハイターでパックします。

パックすること約5分ほど。
ティッシュをはがして濡れたまんまの表面を綿棒で拭いますと・・・・、おおお!!取れるッツ!取れるぞおおおッッツ!!!ドロドロのネバネチョが驚くほど簡単にあっさりと拭える!!!!綿棒3本で全部ぬぐい取れました~!
そして最終的にキレイにしたところ!!!!新品のようにサラッサラの青いボディが!!!
ネバネチョは完璧に全て除去出来ました!
▼ネッチョネチョでベタベタ茶色い油状粘着物が綺麗になくなった!!


が、しかし・・・。
パックがハミ出して液に触れてしまっていた黒い部分が若干侵されてマットブラック部分が少しテカってしまいました。(写真撮影したんですが肉眼でしかわからない程度なので上手く写りませんでした。言い換えればその程度なのですが。)
もしこの方法でやられる方はハミ出しには要注意です。
ともかくこれでまた使ってあげようかなという気になれそうです!!!
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