とある音屋の日常 「C3PROJECTスタッフBlog」

ニコ生でニコニコ本社へ行って来ました!

2012/02/01
お仕事レポート 0
先日いろいろあって空いたスケジュールのところに、都合よく公式ニコニコ生放送の音声お仕事が舞い込んできました。

ということでニコニコ本社に行って参りましたので、そのレポートです。

今回は今年でなんと30周年(!)を迎えるアニメ系情報誌の「アニメージュ」と、声系SNSの「こえ部」による新人奨励イベント「アニメージュボイス甲子園 決勝大会」の様子をニコニコ生放送の公式chで生放送するだけの簡単なお仕事です。

創刊30周年記念イベントということもあって、ゲストにはなんと声優 神谷明 があああああああああ! 俺の心の師匠シティーハンタァァアアアアア!冴羽りょうだああああああ!  ・・・・って別に初めて合うわけじゃないんですが、なんか神谷さんの仕事の時はやっぱりテンション上がります。

3時間に及ぶイベントは、予選を勝ち抜いたボーカル部門、ドラマ(声優)部門の選抜メンバーによって実際に会場で決勝戦を行うというもの。

JR原宿駅を降り、十代の女の子でごった返す中、ムサっくるしい自分にはアウェー感1000%な竹下通りをズンズン行くと右手にニコニコ本社。

▼ニコニコ本社 ひじょーにアウェーな場所にあるのでちょっと行きづらい。
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本社といっても本社機能は無いのがミソ。2階には一般利用客向けカフェと、ニコ生ユーザーが突発的に配信できるようなちょっとした配信スペースがある。3階はグッズショップ。

そして1階はキャパ100程度(実用的には50~100程度だが、スタンディングですし詰めにすれば100~150くらいはなんとかなるかも。オススメはできないが。)の客入れが可能な生放送イベントスタジオとして、小規模ながらプロ向けの機材を導入したサテライトスタジオがある。地下は関係者向けフロアと倉庫となっています。

▼設営前のスタジオ 観客席側からステージを撮影したもの
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天井高は3m程度でバトンが一応設置されており、照明にキノフロが数灯吊るされていました。

上手奥の扉はいわゆる調整室の扉。映像のスイッチャーと音声系のミキサー、配信系のエンコード機材があるお部屋になっています。もちろん本番時には壁に沿ってホリゾントカーテンが引かれ、壁や扉は見えなくなります。

映像系はこの日3CAM+1VTRで、合計4系統の映像をスイッチャーで送出。
Panasonicのスイッチャーが有りました。映像同録用にAJAのKI PROもあり稼働していました。

▼左が映像系、右が音声/会場PA系。 この背後に配信エンコード系のPCが並ぶ。
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撮影側の方ですが、カメラを担当した横田氏によると「システム的に返りの映像回線が無い。グリーンタリーも来ない。赤タリーのみ。」だそうです。返り映像が来ないのでスイッチャーとのインカムのみが頼り。局や本格的な撮影スタジオと比べるとその辺は弱いみたい。


ただカメラはPanasonicのP2HDシリーズの業務用でニコ生には十分以上の装備です。VintenのVision10に乗っかっているので普通のプロカメラマンなら難なく撮影可能と思います。

▼ニコ生にはオーバースペック気味の立派なカメラ。映像返りモニタは数豊富!
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会場では、配信エンコード前の映像や、エンコード後の実際に視聴者と同じ画面をコメント付きで観客/出演者に提供可能。
返りのモニター画面もたくさん用意してもらえます。

▼設営完了し客入れしたところ。PA出力系はMACKIEのパワードスピーカ。
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そして私の担当するの音声系統は、会場PAと配信音声を1卓で全部ミックスするシステム。ミキサーはYAMAHA LS9-16 でした。調整室でのモニターはYAMAHAの小型モニタースピーカ MSP5 でのモニタリング。ちなみに設置が全然適当なのでステレオ確認は不能。(もともと大したスピーカでもないし、ミキサーの手の届くところに1個と、映像スイッチャーの方に1個置いてあって、高さも角度も全然違う置き方なので音が出てるかどうか程度の確認しかできません。ちなみに卓からのモニターコントロールは不可能なのでスピーカのアンプ直でVol.調整しますので、実質左チャンネルしか聞けません。右はスイッチャーの向こうで手が届きませんから・・・。)

PA出力系は時間がなくしっかり見れませんでしたが、客側、出演者返り共にMACKIEのパワードスピーカーが鳴らしているようです。アウトボードでGEQなどはなく、恐らくLS9の内部GEQでの調整かと思います。ライブなどでハウリングマージン限界までやるようなPAの場合はGEQ持ち込まないとかなりめんどくさいかと思います。トークイベント程度なら常設設定でも十分なかんじでした。

常設でSONYのB帯ワイヤレスピンマイクが6本使用可能で、有線マイクももちろん使用可能(用意してあるのはSM58/57のみらしいです)。ステージに16chパラのマルチが転がっていますので持ち込みの機材も適当に使用可能。

▼カメラマンにリターン映像が来ないのでフロアのモニターで確認するセッティングに注目
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音声系はLS9のSTバスが配信用の音声系統で、LS9にSTバスとは別に16あるMIXバスのうち1&2が客向けPA系統3がステージ返しとなっていました。

音声レベルは-20dB=0VU基準。 ニコ生のスタジオだし無いかなと思って自宅のVUメーター持っていったけど、予想に反して置いてありました(笑) ただし0VUの音声で送出してもビタ0VUだとエンコード機材が民生なのか、視聴者に届く音は歪っぽくなるらしいので-3VUくらいが良いらしいです。(このあたりスタジオ側で卓とエンコ機材の間にATT挟むとかインピーダンスアダプター挟むとかで改善して欲しいですね。)

プレイバック系機材はCDが2台ありました。

まーぁ。。。。しっかしLS9、初めて触ったけど、どえらい使いにくい卓だわね。
PM1DとかO2R96、DM1000、DM2000を知ってるだけに、正直言ってがっかりしました。
何もかもメニューで引っ張り出さないと確認できないし触れない。ライブ向けコンソールのくせにスタンドアロンで複数チャンネルステータスを並べて見れないのは痛すぎる。(PCとつなぐと見れるらしい)

もともと小型デジタル卓で生放送というのも痛いのだけど、操作子が少なく操作性の悪いLS9ではなおのことツライ。
特にヘッドアンプ操作やダイナミクス系の操作、EQ操作がサクサクできず非常にメンドクサイ。そして事故の元になる。

あと、放送しながら感じたのはLS9のコンプはO2RやDMシリーズと同じ設定にしてもなんか効き方が過激な感じです。めちゃんこコンプ臭い感じになります。ナチュラルにかけるには縁遠い感じがしたのですが気のせいでしょうか。


とりあえず放送は、ボーカル部門で歌が10人、ドラマ部門でアフレコ10組、ゲスト、審査員の皆さんを無事ミックスして3時間を終えました!スタッフも顔見知りのスタッフでしたしなかなか楽しいイベントで打ち上げも盛り上がって大変良いお仕事ができたと思います!


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