とある音屋の日常 「C3PROJECTスタッフBlog」

DigidesignからAVIDへ。そしてProtoolsの新しい展開。

2010/09/17
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先日、業界のProtoolsユーザーが注目する大ニュースが発表されましたね!

ProtoolsHDラインに新しいインターフェースが投入されました。AVID HD I/O、HD OMNI、HD MADIの3機種で、192I/Oの後継機となる製品。アナログ部、デジタル部、電源部、チップからコンデンサまで全て中身を一新して再設計されたようで、従来よりもさらにレイテンシーが短縮化され、1.8ms@48kHz,0.44ms@96kHzという数値。192 I/Oと比較して96kHz使用時に約1/3となったというから、もはやレイテンシー等という言葉すら必要なくなるかのようなスペックです。

▼AVID HD I/O、HD OMNIの外観
hdio.jpg

今回のラインナップリニューアルでHD、LEともに、インターフェイスは従来のブルーからややダークなグレーシルバー(?)へと色調が統一されました。ICONの黒タイプに準じたカラーリングになっているようです。

個人的に注目なのはHD OMNIとHD MADI 。
特にHD OMNIは1Uサイズに2chマイクプリを搭載し、考えられるあらゆる入出力に対応するハイエンド個人ユース向けともいえる機能満載のインターフェースになっています。詳しい仕様についてはは公式サイトに任せるとして個人的にOMNIはかなり使いやすい、私が欲しいインターフェイスになっています(笑

そしてHD MADI。
これまでのProtoolsシステムではデジタル伝送はD-Sub25pinのAES/EBU8in/8outのみだったので、MADIによるインフラを利用するにはサードパーティーとしてRMEやSSLのコンバーターを使う必要があり、純正でない機材を挟むことで導入のハードルが高くなっていましたが、HD MADIの登場はこうした現場の声を生かした他社潰し素晴らしい製品だと思います。(MADIはAES/EBUの発展規格で、規格上64chまでのデジタル音声を75ΩのBNC1本で伝送可能。EuphonixのSYSTEM5、SSL XLogic Delta Link MADI HD、RME ADI-6432などがスタジオやPA現場で使われている。つまるところ卓からマシンルームの行って来いも64ch分で2本のBNCでOKなので、従来気が狂いそうになったエルコの半田付けや大蛇のようなマルチの取り回しが不要で非常にメンテナンス性も高く、エコ(笑)

さらにHDの下、LEラインも第3世代のMBOXが登場。こちらは相変わらず所詮LEなので、入出力レイテンシーはそのまま、プラグインレイテンシーの自動補正すらないわけだが、MBOXとはいえ192I/Oでの技術を投入したアナログ段には192I/Oにも搭載されたソフトクリップリミッターと同種のものを採用したそうな。

しかもM-Poweredラインには「Protools SE」なるものが登場したようです。先日までのProtools Essencial(LEの機能制限版)の後継のようで、事細かなガイドヘルプを用意して初級者の取り込みにも余念が無いようですが、これ以上アマチュアにProtoolsへの門戸を開くのは業界のデフレを招いた上に、業界の疲弊でAVID自身の首を絞める気がするのでやめて欲しいのですが・・・。








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