ピンマイク仕込みによる音声収録

2010/07/07
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最近、ニコニコ動画やUstreamなどの映像配信でコンテンツを制作する企業も増えて来ました。

以前はストリーミング放送といえば圧倒的に音声のみのラジオ番組が多かったのですが、ビデオ機器ととPC機器の接続が容易になり、映像取扱いが簡単になったことで、映像配信がより手軽になったのがひとつの要因だと思います。

・・・と、ここで音声屋として困ったことがおきております。


      「 マ イ ク が 邪 魔 。 」


映像の歴史が始まって以来、画に写りこみ影を落とす厄介者としてマイクは認知され続け、撮影部&照明部 VS 音声部の戦いは続いております。

この戦いを流血無く解決する方策の1つが「ピンマイク」による仕込みです。

ところがピンマイクというのはご存知の通り非常に小さいマイクで、マイク機構部の大きさは直径数ミリのカプセルでしかなく、もとより音質が望めるようなモノでは有りません。それでも各メーカの努力により高音質化
され、ピンマイクとは思えないような高音質なマイクも出てきましたが、それは「理想的な設置状況のときに限る」のです。いわゆる「ただしイケメンに限る」状態なのです。(それでもピンマイクの音はやはりピンマイクの音でしかなく、自然な音声とはいえません。)


人物にピンマイクを使う場合、取り付ける位置を数センチずらしただけで劇的に音が変化します。
そもそもピンマイクは壁や面に(人物で言うと体が壁になります)に接触させて使うのは全く理想的でなく、十分な開放空間に設置しないと音響特性が劣化してしまいます。

こうした特長があるため、マイクの姿が全く写らないことを良しとする仕込みが要求される場合、多くは服の中、胸元にマイクを仕込むことになり、衣服の中に見えないように仕込むことはピンマイクにとって「理想的な設置状況」とは全く正反対の状態となります。

衣服の中に仕込むことで、音声的には高域が減衰し、低域が強調され、とても自然とはいえない音質を強いられるのです。


C3PROJECTではこうしたピンマイク使用の現場でも、豊富なノウハウとピンマイク仕込み用の秘密兵器、そしてポストプロダクション段階での調整で非常に自然な音声を実現します。


▼C3PROJECTオリジナルピンマイクによる仕込み音声比較(収録生素材とポスプロMA処理後の比較)

http://c3project.ddo.jp/files/pin.wav
pin3.jpg


上記サンプルは映画やドラマ収録と同様、外から見えないよう襟付きシャツの襟裏に仕込んだピンマイクの音声で、ピンマイクのみの音声を処理したものですが、映画や番組の場合にはピンマイク音声を土台としてガンマイクの音声などを重ねるため、さらに自然な空気感を持ちながら芯のあるしっかりとした音声が収録可能です。

C3PROJECTではこうした映画、放送現場で必要な数々の音声技術をご予算に応じて柔軟に提供可能です。
ご相談はお気軽に、ぜひ一度ご連絡下さい!

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