Scribble Culture in Shibuya

2008/12/20
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音の世界でも絵の世界でも、いわゆるクセの強い機材と、そうでない真っ直ぐでクセの無い透明な機材があって、いわゆる“ビンテージ機材”なんていうのはクセが強かったりする。

原音忠実だの、見たままの感動をとかいうと、どうしてもクリアでリニアでワイドレンジでトランスペアレントなものが良いように思うが、測定スペックが完璧で入力がそのまま出力される無色透明といえる機材は、えてしてつまらないと言われて不思議と人気が無い。

たとえば映像で言うとテレビの映像編集用マスターモニター。
通称マスモニ。コレで見る映像は、マスモニに慣れてない素人目には果てしなく地味に見える。それは民生用のテレビ画面の誇張された色彩調整回路の画に慣れてるから。マスモニは測定器ともいえる。テレビの映像信号の規格を満たして破綻が無いか確認するための測定器で入力=出力の映像を見せてくれる。民生機の広告は「本物画質」というけども、きれいに見せるためにあらゆる調整アルゴリズムの回路が入ってるのである意味嘘っぱちともいえる。でも、見た目の感動を「本物」とするならば民生機の映像は確かに本物画質である。


そんな具合に矛盾しまくってるのが人間の感性。

「癖の強い」ものは測定技術屋からすると、「性能が悪い」といえる。

・・・なわけなんだけども、実際は皆原音忠実だの、原色出力だの言うくせに、ナローでノイズまみれで歪みまくった性能の悪いクセモノ機材を好む。


僕も曲玉といわれるレンズが好きだ。


収差は激しいわ、周辺ボケ激しいわ、まともに撮れないレンズだけど、味がある。
さっと撮っただけなのに写真のどこかに楽しさを加えてくれる。
そんなお気に入りの安物の曲玉で撮りました。
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