音屋としては

2009/12/17
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「殴らなかったことを後悔」泉谷しげるがインストアライブで大激怒!



ニュースを要約すると、泉谷さんのインストアライブでPAがいい音出せなかった(返せなかった?)から泉谷さんがキレてブログにそれを書いちゃった。・・・って感じみたいだけど、元PA屋としてはインストアライブって鬼門だと思う。PA屋の気持ちも泉谷さんの気持ちも両方わかる。そして泉谷さんはちょっと大人気なかった。。。


写真を見る限りFOHがSX300の2対向と、サウンドハウスで買えるCPの安い転がしがシステムらしいので、表は300ワットでブリッジ、返しも良くて300ワットというところか・・・。アコースティックのインストアレベルなら普通な感じ。まぁたいした音量も音質も出るわけもないながら、必要十分な無難なシステムプランだと思う。


インストアライブPAをやると、タワレコやHMVなんかのCDショップは別として、そこは本来商業施設でライブハウスじゃないので必ずといっていいほど、大きな音を鳴らしたいミュージシャン希望と、ウルサイから音出すなというテナント希望がぶつかる。

PA的にはある程度音を出さないと、仕事しに来た意味がないのだけど、その「ある程度」というレベルですらクレームになってしまう。大概はマッサージとか、理髪系、ネイル系、カフェ系などの「ビューティー/癒し系テナント」がそのクレーム元。しかもそういうクレームはイベント会場担当者をスルーして直接PAに降りかかってくるので、アーティストの要求と、テナントの要求で板ばさみですよ。本当に痛い現場になってしまう。

もともと僕自身は爆音で痛い音が嫌いなので、気持ちいい程度にしか音を出さないPAで通ってましたが、京都の地下街のインストアライブでの個人的な経験だとモニター返しの音だけで精一杯で表にはほっとんど音を出せないレベルっていうことも何度かあった。


どんな音をPAが出したのかはわからないけど、アーティストもアーティストで、そういう施設でライブをやるとき、「ここの誰もが俺様のライブを聞きたいと思ってる!」なんて思わないほうが良いと思う。聞きたくない人も、静かに買い物したい人もいるということを念頭にイベントするのが大人な判断だと思う。


もっと言うと、イベント会場の担当者は入念にテナントへの根回しやっとけ!っつー話です。

PA屋が考える泉谷氏が一番殴るべき人物はイベント主催側の担当者ですよ。。。




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