とある音屋の日常 「C3PROJECTスタッフBlog」

サウンドエンジニア、サウンドデザイナーとしてレコーディングからPAまで音の仕事ならなんでもおまかせC3PROJECTの日常。

M1 Mac Mini(2021)へ移行した 

先日「M1 Mac mini へ環境移行の準備」していたMac mini。
ProtoolsのMontereyへの対応が一向に出てこないので、プリインストールされていたMontereyをBigSurへダウングレードしてシステムの移行を完了した。

過去記事>>M1 Mac mini へ環境移行の準備

移行のためMac ProからHDXカードを抜いて移設する作業自体は、ついでに内部清掃をしながらで小一時間ほど。Mac Pro内部のホコリを清掃しました。

▼HDXカードをシャーシに移植中。作業は至極簡単。
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▼HDXカードはAvid Thunderbolt3 DESK ChassisでMacへ接続。
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2021年12月の時点では自分の使う大抵のアプリケーションはM1プロセッサに対応していていて、ほとんど支障はなかったが、音周りで言えばSoundflower(仮想オーディオIFを構築するApp.)とAU Lab(DAWを使わずにスタンドアロンでAUプラグインをオーディオIFへ接続するApp.)の2つが非対応だった。

Mac Pro(Mid2012)から移行して実際に使い始めて3週間が経ち、特段の不満もないが、向上したところもよくわからない。逆に言うとMac Pro(Mid2012)が10年前の機種でもいかに高性能だったかを思い知らされる。前回も書いたことだがMac Pro(Mid2012)の不満といえば空冷ファンがうるさいのと消費電力くらいで他にはなんの不満もない。

M1プロセッサはGPU内臓のSoCなので、これまでWindowsでもMacでもそれなりに高性能グラボを挿して使ってきた自分としては不安があったのだけど、全く杞憂で終わった。ProtoolsでH.264などの映像を同期しながら音の作業をしてももたつくこともなく、YouTubeも快適に見られる。

とはいえM1 Mac miniはあの弁当箱の大きさで、発熱も少なく、省電力で、静かなのに性能は折り紙付きなのは十分に体感できる。起動の速さはコールドスリープからでも10秒以内の爆速。本体を触ってもほとんど熱を感じない。

▼6Uラックの最上段1UにMac miniをセット。背面を前にして設置。
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最終的に6Uラックの中に全てのコアなシステムが収まり大変コンパクトになった。

そう言えばThunderbolt3のドッキングステーションにFireWire800のポートがあるものを見つけることができなかった。FW800は外付けHDDでよく使っているのでこれがないと結構困る。
FireWire800もThunderbolt自体もApple主導の接続規格は容赦なく切り捨てられていくので非常に困る。世代間で移行期間をもたせられるような配慮をしてほしいのだが・・・。

ともあれこれでまた10年働ける、・・・だろう。

category: Protools関連

M1 Mac mini へ環境移行の準備 

またしてもBLOGの更新は久しぶりになってしまいました。

特段不満があったわけではないのですが、現メインのProtoolsHDX環境がそろそろレガシーになってきて、継続的なアップデートが困難になってくることが予想されてきたので、とうとう新環境への移行を準備し始めました。強いて不満があるとすればあの図体の大きさかなぁ。。。とにかくデカくて重い。

当ブログの過去記事を遡ると、私がProtools HDシステムからHDXへ移行したのは2015年のようです。

当時最新のMac mini(Core i7搭載のMAXスペック)をベースにHDXを導入したものの、当時のOSX YosemiteとProtoolsの相性問題からギクシャクとしか動かない悲劇に終わったのは苦い思い出。(この不具合はその後のアップデートで直ったらしい)結局買い揃えたMac miniやラックマウントシャーシもすべて売り払って2012年モデルの銀箱Mac Proの中古を購入して今に至ります。

ちなみに現メイン機 Mac Pro(Mid2012)のスペックですが、2021年現在も不自由は無いようにUSB3.1のボードを追加したり、Mojaveアップデートのためにグラボを載せ替えたりしてあります。


【現状のMac Pro (Mid2012)スペック】
CPU:2 x 2.66 GHz 6-Core Intel Xeon(計12コア)
メモリ:16 GB 1333 MHz DDR3
グラフィック:Radeon RX 580 8 GB(Metal対応品に交換)
I/F:FireWire800、USB3.1拡張ボード
MacOS Catalina での動作確認済

▼現メインのMac Pro設置状況。困るのはこの大きさと重量くらい。
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2012年モデルなので単純計算もうすぐ10年目なのですが、そこは流石、腐ってもハイエンドマシンのMac Pro。未だに速度が遅いとか不満は特にないのはスゴい。唯一悲しむべきはAppleのOSアップデートでMojave(MacOS 10.14)を最後に対応機種から脱落してしまったこと。公式には非対応ながらもCatalina(MacOS 10.15)をインストールして使っていますが全く問題ありません。

ちなみにCINEBENCH(R23)でMacPro 2012を計測したところスコアが6986でした。
M1 Mac miniの計測スコアは7760でほとんど差がなかったので、実際2012年のMac Proであってもパワーは十分すぎるくらいにあるのがわかります。

▼Mac Pro(Mid2012)のCINEBENCH結果。M1 Mac miniとスコアに大差はない。
(オレンジ色のグラフがMac Pro(Mid2012)のスコア
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とはいえAppleからサポート除外を宣告されているマシンでは近い将来詰むことは間違いないので機材更新ということで、Appleシリコン搭載のM1 Mac miniを購入しました。

▼注文翌日午前中に届いたM1搭載 Mac mini。メモリはMAXの16GB。
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今の今まで2012年のMac Proでも不満はなかったのですが、やっぱり10年の世代格差は確実にあって、当たり前だけど性能に比してとにかく小さい。そして消費電力の少なさ。それに伴ってめちゃくちゃ静か・・・というか無音。やはり2012年のMac Proはファンの音が避けられない。あと今のPCってあたりまえにSSDなのでとにかく起動が早い。

・・・が、2021年12月現在Protoolsが最新OSのMonterey(MacOS 12)に非対応のため移行待ちしている状況です。BigSurへダウングレードしてもいいんだけどどうしようかなぁ・・・。

▼開封の儀を待つばかりののAvid Thunderbolt3 Desktop Chassis
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とりあえずは移行の準備としてMacOSの細部設定とかDAW関連以外のアプリケーションのインストールをしてじっくりまつとします。

category: Protools関連

MacPro(Mid 2012)でOS X Mojaiveを使うための備忘録 

ゴミ箱MacProに代替わりする前の、いわゆる銀箱MacProの最終版は2012中期モデル(MacPro Mid 2012)で、Protoolsを使っているくらいではまだまだ余裕のパワーが有り余っているのですが、8年が経過し2020年にもなってしまうとOS Xのほうが対応を切り捨ててしまい、通常の銀箱MacPro 2012では、OS X HighSierra(10.13)が最終対応となりインストールができません。


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category: Protools関連

High Sierra でも ProtoolsHD12.5.2 動作良好(公式動作対象外) 

最近、目が一段と悪くてPC画面をみるのがしんどいのでblogの更新頻度がどんどん落ちてるC3PROJECTの人です。こんにちは。

さて、2018年も折り返し地点まで近くなりましたが、Protools界隈ではHD(専用DSPカードとIFによる機能制限無しの最上位ライン。)、無印(CPU依存での処理で専用ハード不用。機能制限あり。)という従来の呼び名が無くなり、Protools Ultimate(従来のHD)と、Protools(従来の無印ライン)になり、バージョン名も12.5.2とかややこしい表記をやめてProtools2018とリリース年をバージョンナンバーとするバージョニングルールに変わりました。このほうがサブスクリプション制ライセンスの期間とバージョン名が一致するのでわかりやすくていいですね。

私はAvidへのお布施を2016年で滞納してるので、ProtoolsHD 12.5.2を使っていますが、12.5.2はMac OSをYosemite(10.10系)までで運用しないとレベルメーターやTCカウンターなど画面描画がとんでもなく悪くなるので、OSをElCapitan(10.11系)などにはできませんでした。(ProtoolsというよりはElCapitan以降のOS側の画面描画エンジンの変更による不具合だと思われる)

そんな理由でOSのアップデートを避け続けていましたが、最近リリースされたHigh Sierraはなかなか安定していると各方面のフォーラムでも噂で、DUCでもPTHD12.5.2がHigh Sierraで安定動作してるよとの報告が多数あったので私もHigh Sierraへアップデートしてみました。

結論から言うと、Mac Pro 2012 の12コアモデルへのHigh Sierraのクリーンインストールで、ProtoolsHD12.5.2しっかり問題なく動きます。

懸念されたメーターやカウンターの描画カクつきも全くなくYosemiteと変わらず快適です。

多少プラグインで不具合あるものもありましたが(LiquidMixを32LivesとBluecat patchwork経由で動作させるとプラグインのGUIが表示されないが、LiquidMix本体から操作はできるので問題はないという不具合。他は問題何もない。)全く支障ありませんでした。

OS的にもYosemiteよりもHigh Sierraのほうがファイル操作などは高速化しているらしいのでアップデートしても損はないかなと。

そんな動作報告でした。

category: Protools関連

AVID Artist Control のタッチパネルキャリブレーション 

S3やS6の登場でAVIDのProtools用コントロールサーフェスとしてはそろそろ古株になりつつあるArtist Control。

発売は2008年(当時はEuphonix MCシリーズとして発売。その後Avid傘下に収まり中身はそのまま、見た目はシルバーからブラックになり現在のArtistシリーズと改称。)なのでもうすぐ10年選手になる訳ですね。。。私も年をとるわけだ。。。

そんなArtist Controlですが4本のフィジカルフェーダーと8つのロータリーエンコーダー、大型のタッチパネルTFTディスプレイを備えていて、なかなか優秀なアイテムです。

以外と知られていませんが、Avid Artistシリーズ(ArtistMix,ArtistControlともに)にはTESTモードがあり、フェーダーの強制キャリブレーションとTFTタッチパネルの位置検出のキャリブレーションができます。

私のArtist Controlも経年のせいかタッチパネルを押した際に、押したところとは違う部分に反応してしまうようになったのでキャリブレーションしたところ誤検出の症状がスッキリ治りましたので、そのキャリブレーションの方法をご紹介します。



1. 「BANK L」、「BANK R」、「NUDGE R」を同時押ししながら電源投入。
  TESTモードに入るまで数秒間「BANK L」、「BANK R」、「NUDGE R」押しっぱなし。

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2. TESTモードに入るとArtistMixは全LEDが点灯、ArtistControlはTFTに「TEST MODE」の文字。
control_cal2

3. ArtistControlは上記状態でタッチパネルに触れると「Touchscreen Calibration」モードになる。
control_cal3

4. 十文字のアイコンが出現するので、正確に十文字の中心をタッチ。次々と9回これが現れるのでタッチ。
control_cal4

5. 9回タッチしてキャリブレーションモードが終了するとEXITを押して電源OFF。

6. ずれが大きくて1回でキャリブレーションできてない場合は再度繰り返す。


以上

このTESTモードで、ArtistMix,ArtistControlともに強制的にフェーダーの下限位置検出によるモーターフェーダーのキャリブレーションが行われる。個々のフェーダーの微妙な0dB位置のばらつきなどのキャリブレーションには対応していないとのこと。

また、フェーダーの動作チェック、エンコーダーの動作チェック、ボタンの動作チェック、LEDの点灯チェックなどが可能。

購入後一度もキャリブレーションしていない方は是非一度試してはどうだろうか。


category: Protools関連

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